2012年4月17日火曜日

ツインエンジンの設計、制作その3


CADのおかげで、試作品の組立はとても楽になったものです。20年以上も前ですと部品の組付で寸法が合わなかったり、部品どうしが干渉したりして、結構苦労したものです。
それが今では、相当な精度を要求しないものは一発で組むことができるようになりました。
しかし実際には、寸法公差のとり方で調整に苦労することがあります。

余談ですが、CADの発展により逆の側面も出てきています、それは設計者の経験不足によるものでしょうが、製品図は公差が0でいくらでもかけるのですが実際に加工する現場では、公差が0の製品を作ることは不可能です。
それは、設計者が加工技術をよく理解していればいいのですが、普通に考えるとどうでもいいところまで、厳しい加工精度で図面を仕上げる事があります。
 T(;_;)Tおてあげ 

話すとながくなるのでこの話は次回に譲りますが、要はいい加減、適当で構わないということです。

この本来の意味としては いい加減、適当 良い塩加減 適切に当たとか本来人間の感性に沿った良いプラスの意味合いもあるそうです。
私個人の意見としては、一時一世を風靡したISO規格(性悪説)によるものと勝手に思っています。元々日本人は性善説でこの手法は日本になじまない手法ですが、海外の圧力に屈して導入したものです。今はこれをやめる企業も多いと聞きます。
これだけではありませんが、日本の製造業を弱くしてきた要因の一部であることには変わりありません。

話がそれたので本題に入ります。

前にも話しましたが軸同士の連結は、偏角、偏心を考慮してカップリングで接続します、これだと多少のずれがあっても許容するので組立が楽になります。問題は値段が高いことですが、組立の調整コストを考えると安いものです。


CADで設計しただけあって一発で組み上げる事が出来ました。



一応ツインエンジンはできたのですが、取付ベースと熱源が問題になりそうです。
いつも、いきあたりばったりで計画性がなく困ったものです。  (+o+)
それについては次回に...................

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